フラメンコの深さ

おはようございます☆

昨日も沢山の方にお越しいただきありがとうございました。

熱心な方の姿勢に打たれ、私も一生懸命を伝えました。

時間が迫ってくるので、早口になり後に回せる部分や相手に納得いく形で渡せない時は少し時間をおきますが、最後までフォローしていきます。

何回か伝えているように構成などは人によりけりです。

例えば、シレンシオの部分をジャマーダなどと言う事は論外ですが、シエレも

レマーテもジャマーダも同じテンションで人によってそこをレマーテと言ったり

シエレと言ったりすると言う事があり、そこにきっちりした答えはないです。

人の捉え方次第。

学校の授業での問題に対する回答のような答えはなく、フラメンコは人生に似てます。

だから難しくていつになっても掴めそうで掴めないアルテなのかもしれません。

私は構成を理解するのに誰にも聞けず10年以上かかりました。

痛い思いも恥ずかしい思いも数えきれない位しました。

それをたった1時間、2時間で理解できるようになるのはそこに経験を伴わない限り深く理解できないのかもしれません。

失敗をして学んだ事だからこそ、その場の経験だからこそ理解できるものがあるのだと感じる部分もやはり少なからずは出てきてしまいます。

でもここまで知識を先に入れておければ楽に進めます☆

ここがジャマーダ、ここにはこう、これはこう、この歌は長く見えるけど実はお尻を繰り返してるだけ、バックに伝えないといけない事、ここは伝えなくていいと言う事までしっかり渡しました。

フラメンコ界でもきっとわからずに苦しんでいる人たちが沢山いるのは、こんなに情報化社会になったとしても暗黙の了解みたいな法則がフラメンコ界には沢山あってそこは誰も教えようとはしないから。

そういう知っているのに伝えない、見て見ない振りがフラメンコ界には根強く残っていて本当に苦手な世界でした。

最近は随分変わりました。

変わったのか自分の年齢や経験が上がったのかはわからないですが、見てみないふりをするのは一番苦手。

そうなりたくない。

コンクールに挑む人達は特にレベル高き場所を目指していって欲しいから、ここに来てくれる人達にはなるべく本物を知って欲しいと常に思っています。

ただ踊るだけのフラメンコだと勿体ない

ZOOMに来てくれてる人達はそう言うのも全て理解してより深く学ぼうとしてる熱心な方ばかり。

だからこそ余計にそう感じます。

ただ私は経験を渡しているだけ、専門のスペイン語の先生でもなければフラメンコを全部理解してるフラメンコ学者でもないので、その点だけは理解して欲しいと本当に心からのお願いとして再度お伝えします。

沢山の方にお越しいただけて幸せでした。

色々試行錯誤したり思った以上に準備に時間がかかりましたが、実行して良かったです。

知識クラスは全クラス終了致しました。

筋トレクラスに関してはかなりきついメニューですが、継続した人には必ず手にする何かがあります。

汗の量が半端ないですが、体は嘘をつきません。

しっかり締まってきた体と共に強くなってるのは確実にこのメンタルです。

みんなのおかげです。

Gracias de corazón♡