講評終了

今回、名古屋フラメンココンクールの

審査員をさせていただいて…

昨日講評を提出。

まず、自身のスタジオからエントリー者が

いたこと…

彼女の頑張りも知っていたし…

人一倍思い入れが大きくても…

公平に判断しないといけない。

同じ舞台上でも発表会とは全然違う

緊張感、空気感。

これは経験者にしか解らない。

客席から観てああだのこおだの言うのは

本当に簡単。

私はフラメンコを観ていて 私は思わず

ole—-!!!と言いたくなる舞踊がある。

心にくるものがあるのがフラメンコだと

そう感じてる。

そこを基準に講評を仕上げました。

勿論、生のものだからうまくいく日も

いかない日もある。

やりきることにどれだけのエネルギーを

要するか…

審査員をさせていただいた私達も何度も

コンクールに出場しているから痛いほど

理解できる。

60名程のバイレの方が集まるコンクールの

舞台は皆の熱がすごくて

人生をかけていて…それが伝わり  客席から

観ているといつも翌日熱を出す。

凄まじい舞台でした。やっておいて

良かったと思える、コンクールでしか

学べないことも山程あったからだと思う。

…終演後、舞台裏で泣いてるエントリー者を

見ていると胸が苦しくなって涙が出てきた。

フアンも慶ちゃんも  出たこと、挑戦した

みんなが優勝者だと言ってた。

かける時間、自分との闘い、犠牲になるもの

も沢山ある、それを越えて本番あの舞台に

立った6人が手にしたものはそれ以上のもの。

みんなそれぞれ自分を持っていて

立派でした。

挑戦する人にしか味わえない痛み、

だからこそ挑戦する人にしかない達成感や成長や

経験がある。

舞踊に関してのものだけじゃない何かを

掴んだに違いないです。